４回表無死、右越えソロを放ったオースティン（左）を迎えるＤｅＮＡ・三浦監督（同２人目）ら

◇１８日　「２０２４　ＪＥＲＡ　クライマックスシリーズ（ＣＳ）　セ」ファイナルステージ第３戦　巨人１―２ＤｅＮＡ（東京ドーム） 　ＤｅＮＡが巨人に３連勝し、対戦成績を３勝１敗（巨人の優勝アドバンテージ１勝を含む）として、２０１７年以来７年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけた。 　先発・吉野が２回に岡本和に先制ソロを浴びたが、４回に巨人先発・グリフィンから今季セ・リーグの首位打者のオースティンが２試合連続となるアーチをかけた。 　「打ったのはストレートです。自分が打てる球をしっかり捉えることを意識していました。今シーズンずっと続けてきたことで、いい結果につながってよかった」 　打球を行方を見守りながらベースを回ったオースティンはしてやったりの表情。ＣＳでは前日の一発まで本調子ではなかったが、「何かを変えたわけじゃない。しっかりした打撃内容を残そうと思っていただけ。仕留め損なうことがないように」。失投を逃さないよう心掛け右方向に運んだ。 　さらに５回には２死三塁で迎えたオースティンの打席で巨人の２番手・赤星が暴投。バッテリーエラーで勝ち越し点を奪った。その後は吉野から佐々木、中川、山崎、森原とつないで逃げ切った。 　第１戦で今季１２勝の戸郷、第２戦で１５勝で最多勝と最高勝率に輝いた菅野を相手に競り勝ち、その勢いのままに３連勝。２０１７年と同様、３位からの下克上での日本シリーズ進出へ、あと１勝に迫った。