卒業公演で笑顔を見せた植村あかり

　ハロー！プロジェクト所属のアイドルグループ「Ｊｕｉｃｅ＝Ｊｕｉｃｅ」のリーダー・植村あかりが１４日、東京・日本武道館で卒業公演を開催した。 　２０１３年２月のグループ結成時から活動する最後のメンバー。会場には１万１０００人のファンが集結し、自身のカラーである緑色のペンライトで埋め尽くされた。客席を前に植村は「ステージに立った瞬間から温かくて、みんなで笑顔になりました」と声を弾ませた。 　メジャーデビュー曲「ロマンスの途中」や５月に発売したシングル曲「おあいこ」などメドレー含む全２８曲をパフォーマンス。セットリストには植村の意向も取り入れられ、「アレコレしたい」やソロ曲として「Ｂｒｉｌｌｉａｎｃｅ　ｏｆ　ｍｅｍｏｒｉｅｓ」も披露した。 　アンコールでは、緑色のドレス姿で手元に用意した紙に目線を落としながら「気づいたらＪｕｉｃｅ＝Ｊｕｉｃｅに加入して１１年がたっていました。１１年を過ごして酸いも甘いもかみ締めてきたけど、最後に残るのは幸せな気持ちしかなかったです」と感謝。「私のコンプレックスだった笑顔。笑顔が好きになったのはＪｕｉｃｅ＝Ｊｕｉｃｅの皆さんと過ごした中で私が大好きになった一つの武器だと思っています。そんな私の武器をこれからも皆さんの笑顔に還元できるような存在であり続けたいなと思っています」と誓った。 　最後には自身のニックネーム「あーりー」にかけて「大好きです。あーりーがとう！」と締めくくり、「ありがとう」と書いた紙と白紙の紙を見せてニヤリ。実は紙には何も書かれておらず、自分の思いをありのまま伝えていた粋な演出をやってみせた。 　植村の卒業によって、結成メンバー全員が卒業。グループの新リーダーには段原瑠々（だんばら・るる）が就任した。植村は今後も芸能活動を継続する。