三菱UFJFGとサントリーがペットボトル再生で連携 年間回収150万本目指す
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)とサントリーグループは7日、持続可能な循環型社会の実現を目指し、MUFG各社のビルから出た使用済みペットボトルを、新たなペットボトルに再生する取り組みを始めたと発表した。 三菱UFJ銀行など東京、名古屋、大阪の6事業所のビルで集めたペットボトルを回収。サントリーグループが推進している、ペットボトルをペットボトルにリサイクルする「ボトルtoボトル」の枠組みに乗せて資源を有効活用する。 循環型経済の促進に貢献することを目標とし、サントリーグループと大手金融機関が協定書を締結して今回のような取り組みを進めるのは初めて。1年間で500ミリリットルのペットボトル約150万本(約30トン)の回収を目指すという。 この日、両者が大阪市内で行った発表会で三菱UFJ銀行総務部の前川隆浩副部長は「ペットボトルのリサイクルは市町村では進んでいるが、事業所の取り組みは遅れている」と指摘。「再生の工程でロスが少なく済むよう、ペットボトルは洗浄するなどして、できるだけきれいな状態で回収したい」と語った。(井上浩平)