アメリカ代表で先発センターを務めるエンビード「俺にとっては素晴らしい環境だ」
7月29日(現地時間28日、日付は以下同)。アメリカ代表はパリオリンピックのグループC予選ラウンド初戦でセルビア代表に110-84で勝利した。 ケビン・デュラント(フェニックス・サンズ)が23得点、レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が21得点7リバウンド9アシスト、ドリュー・ホリデー(ボストン・セルティックス)が15得点4リバウンド3アシスト2スティール、デビン・ブッカー(サンズ)が12得点5アシスト2スティールを記録。 その一方、先発センターとして出場したジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)は11分21秒のプレータイムで4得点2リバウンド1ブロックに3ファウルで終えた。 エンビードは2022年にフランス国籍を取得していたため、フランス代表でパリ五輪に出場と思われていたのだが、昨年10月にアメリカ代表でオリンピックへ出場することを発表していたこともあり、試合前の選手紹介から会場でブーイングを浴びることに。 31日のチーム練習前に『The Athletic』からその時について聞かれたエンビードは「何もないね。俺はアメリカ人であって、チームUSAのためにプレーしている」と発言していた。 エキシビションマッチ5戦を含めて、これまでの全6試合でいずれも先発出場している30歳のビッグマンは、平均9.7得点6.0リバウンドを残している。シクサーズとアメリカ代表でプレーするのは大きく異なるものの、エンビードは「俺は大好きだね」と口にし、こうも話していた。 「俺にとっては素晴らしい環境だ。だってたくさんの素晴らしい選手たちと一緒にプレーできているんだ。勝利するための方法を見出していくだけ。そのためなら俺はなんだってやるさ」 アメリカ代表は、8月1日に南スーダン代表、4日にプエルトリコ代表と予選ラウンドを戦う。スターぞろいの代表チームで、エンビードはこれからもチームメートたちのために体を張り、攻防両面で与えられた役割をこなしていくことだろう。
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