【プレミア12】台湾応援団が韓国ベンチ上を占拠 アンプを鳴らし「うるさくて集中できない」
韓国が踏んだり蹴ったりだ。1次ラウンド・Bグループの台湾戦(13日)に3―6と敗れて黒星発進となったが、この日は両チームの応援合戦にも注目が集まっていた。ところが韓国からの公式応援団が「席がない」との理由で入場できず、一塁側のビジター応援団の席も台湾応援団が占拠。韓国ダッグアウトの上にアンプが置かれ、台湾の応援曲が鳴り響いた。 客席が台湾のファンで埋め尽くされる中、両国のチアリーディング対決もメディアでは注目されていた。それがフタを開けると一塁側も三塁側もダッグアウトの上は台湾応援団のチアリーディング。韓国の注目選手で1安打を放ったキム・ドヨンは試合後「むしろ相手も楽しめなかったのではないかと思います。応援合戦もある程度あった方が台湾選手も燃えたはず。あまりに一方的だった」と戸惑いながら「最も熱心なファンが韓国から来てくれたと思う。応援の声も感動した。これからも応援してくれたら勝利で報いることができると思います」と気丈に話した。 本番の行われる台北ドームを前日まで練習で使用させてもらえず、練習中も台湾関係者の子供がグラウンドをウロウロ。先発選手の予告も台湾監督にしてもらえないなど、歯がゆい思いを強いられてきたが、今度は試合でも…。 韓国メディア「スポーツ韓国」は「洗練されたチアリーディングの応援が見れると思ったが、突然、台湾が入場を不許可にした。台湾はビジター応援席も占領し、韓国ベンチの真上でアンプを鳴らし、台湾応援歌を歌った。韓国選手は近すぎてうるさくて試合に集中できない環境だった」と選手に同情し、キム・ドヨンには「台湾の一方的な応援に屈することなく、ポジティブなマインドで試合に臨んだ。韓国ファンの声を忘れず、心に留めた。実力もさることながらファンを思いやる気持ちも最高だ」と称えている。
東スポWEB