ネットのフェイク情報に踊らされるテレビ業界 リサーチは“裏取り”が命
無理難題は当たり前! 苦労も多いリサーチャー
こうした縁の下の力持ちである彼らには苦労も多い。 「会議ではこういう場所あったら、こういう人がいたら、こういうネタがあったら面白いと、スタッフの口からはあくまで理想が出てきます。しかし、実際に運よくそういうものに出合えるかというとなかなか難しい。しかも番組制作の場合、短期間で成果を出すことが要求されることが多く、正直プレッシャーもあります」(20代の女性リサーチャー) 今回のフジテレビが起こしたリサーチミスは、プロのリサーチャーが関わっていないことは想像に難くない。何せ真偽の裏を取ることは“リサーチャー”にとってけっして忘れてはならない最重要事項だからだ。 メディアは視聴者に真偽を見極める“リテラシー”の重要性を度々説いているが、情報を発信しているテレビ側が、プロとしてまずリテラシーを身に付けなければならないのではないか?? (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)