鍵山優真「悔しい」GPファイナル自己最高位 「練習から120%で」感じた手応えと課題
◇フィギュアスケートGPファイナル最終日(2024年12月7日 フランス・グルノーブル) 【写真】<GPファイナル男子フリー>3位の佐藤駿とハグする鍵山優真(撮影・長久保 豊) 男子では、SP2位の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)がフリートップの188・29点をマークし、合計281・78点で準優勝を飾った。冒頭の4回転フリップを成功。サルコーの回転が抜けたが、4回転トーループ2本を決めた。 2位はファイナルでの自己最高位となった。会見では「点数、結果は納得できる結果だった。ショートもフリーもミスがあった。凄く悔しいけど、メダルを獲れたことは素直にうれしい。でも、優勝も狙っていたので悔しい」と語った。 連覇したイリア・マリニン(米国)との距離を測ることもシーズン前半のテーマの一つ。「まだまだほど遠いと僕自身も感じている。次は世界選手権に出場すれば会えると思うので、常日頃の練習からイリア選手を意識しながらハードなトレーニングを積んでいきたい」と率直な気持ちを明かした。 19日には全日本選手権(大阪)が開幕する。ハイレベルな日本男子で初の頂点を目指す戦いがすぐに来る。「あまり期間はないですけど、今回また新しい課題が出た。ジャンプの安定感はもちろん、それ以外のスピン、ステップのレベルが取れなかった。しっかりトレーニングを積んでいきたい。練習から120%の出来でやっていけるように、とにかく頑張って練習したい」と前向きに語った。