もはや社会現象…土居志央梨、戸塚純貴『虎に翼』脇役陣バブル 各局ドラマ班で奪い合いが勃発
ファンの間では“とらつば”が定番
社会現象と言ってもいいほどの大ヒットを飛ばしている連続テレビ小説『虎に翼』が、9月末、最終回を迎える。 【再び集結!】すごい!NHK特番のために集合した『虎に翼』5人の弾けた笑顔 ファンの間で“とらつば”と略され、SNSでは連日《これまでの朝ドラで最強》《早くもロスに陥っている》などと投稿が相次いでいる。週間視聴率ランキングでも常に1位を獲得している。 その主人公で日本人女性初の弁護士、判事、裁判所長となった三淵嘉子をモデルにした佐田寅子を演じる伊藤沙莉(30)が9月6日、『あさイチ』(NHK)のプレミアムトークにゲスト出演した。 同番組にはこれまでにも“とらつば”の出演者が多数ゲストに訪れている。そのトリを飾ったのがヒロインの伊藤であり、多くの共演者が彼女にVTRでメッセージを送った。 「その一人が夫役だった仲野太賀でした。伊藤への熱いコメントが紹介された際、彼女は涙ぐみながらも、『病院行っても忘れないでくれて嬉しかったです。みんな病院行っちゃうんです』と言って笑いを誘っていました。これは、仲野が小池栄子とW主演した7月期のドラマ『新宿野戦病院』(フジテレビ系)を指しています」(テレビ誌ライター) 仲野だけではない。『新宿野戦病院』には、『虎に翼』で伊藤の父親役を演じた岡部たかしや、大学時代の同級生役の平岩紙、さらには「ドランクドラゴン」の塚地武雅、余貴美子らのレギュラー陣に加え、「超新星」の元メンバーのソンモ、野添義弘、そして戸塚純貴がゲスト出演しているのだ。 「“とらつば”で人気を博し、Xで『#俺たちの轟』が度々トレンドとなった戸塚がゲストで出てきたときには、《とらつばとコラボしてるの?》という声まで上がったほどです。『新宿野戦病院』だけではありません。『ブラックペアン シーズン2』(TBS系)には子役時代、伊藤と『女王の教室』(日本テレビ系)で共演し、“とらつば”で同期の弁護士を演じた松川尚瑠輝(まつかわ・なるき)が医師役で出演しています。伊藤さんは2ヵ所の“病院”を指していたと思われます」(前出・ライター) ◆100年先でさよーならいつか!できた私たち “病院”のみならず、7月期は戸塚純貴と一期上の先輩弁護士を演じた小林涼子が『青島くんはいじわる』(テレビ朝日系)で共演。互いにツーショットをSNSにアップし、フォロワーを喜ばせた。戸塚は、《#久保田先輩ではなくタカコさん》と両作での小林の役名を記し、小林は 《100年先でさよーならいつか!できた私たち》と、『虎に翼』の主題歌で米津玄師の『さよーならまたいつか!』の歌詞に因んだコメントを綴っている。 そして、『虎に翼』で、もっとも話題になった俳優の一人が寅子と同期の弁護士・山田よねを演じた土居志央梨だ。 「8月末には、’16年にゲストで出演した『相棒season15』(テレビ朝日系)が再放送されたんです。先日は、岡部たかしが出演した回が再放送されていました。もっとも役名すらない警察官でしたけれど、2作品ともに明らかに『虎に翼』にタイミングを合わせた感じでした。 土居は10月期、金曜ナイトドラマ枠で菜々緒が主演する『無能の鷹』にメインキャストで出演します。過去に『緊急取調室』にゲスト出演もしているので、テレ朝としては『土居の争奪戦に勝利した』と言わんばかりのキャスティングです。今後、囲い込みに入る可能性は十分にあります」(ドラマプロデューサー) 逆にNHKが囲い込んでいたと言ってもいいのが、寅子の再婚相手、岡田将生の息子役を好演している井上祐貴だ。’19年にBSプレミアムで放送された『おしい刑事』でドラマデビュー。’22年の夜ドラ『卒業タイムリミット』では主演を果たしている。『大奥』や『どうする家康』にも出演していた。 ◆“とらつば”脇役陣争奪戦 確かに、ここまで脇役陣が次から次へと話題になり、人気者へと成長していく朝ドラというのも珍しいだろう。 9月18日には、『虎に翼×米津玄師スペシャル』と題し、伊藤、土居、平岩、桜井ユキ、ハ・ヨンスの主要メンバーと明律大学女子部の同級生が大集合する。米津玄師と伊藤のスペシャル対談も実施される。『あさイチ』はじめ、“とらつば”キャストを民放に獲られまいとNHKも躍起だ。今後、彼ら“とらつば”脇役陣の争奪戦になることが予想される。果たして、どこの局のドラマに登場するのだろうか、目が離せない──。
FRIDAYデジタル