松山市の土砂崩れ「避難指示」解除されるも「本当に安全か」不安ぬぐえず…住民たちは
松山市三番町のエステ店。 ビューティーサロンLino 赤池悠代表: 「これはスチーマーです。これが脱毛機。店の中に入れるような状態になってから知り合いやスタッフとみんなで移動させた。結構大変でした。こちらで間借りさせていただいて施術させてもらっている」 赤池さんの本来のお店は松山市緑町の避難指示が出ていたエリアにあり、店舗の中に被害はありませんでしたが利用客の安全を考えて、土砂崩れ以降、店を休業。 先月15日からは知人の店舗を間借りして、フェイシャルエステや脱毛などを行っています。 赤池さん: 「向こうじゃないと来られないというお客さんもいて、復活したらまた教えてというお客さんもやっぱりおられたので、すべてがすべて来ていただいているかといったら違うかな」 きょうの避難指示解除に、赤池さんは… 「(喜びと不安)半々やっとあそこに戻れるんだという気持ち。今までご迷惑をかけていたところがあったのでやっと向こうに帰れるんだという安心感。(一方で)雨のたびにおびえないといけないのかという不安感と入り混じった感じ」 来月から緑町の店舗に戻る予定だといいます。 避難指示は解除されましたが、このエリアでは二次被害を防ぐため、今後、雨での避難情報の発令基準を引き下げ、これまでより早い段階で「避難指示」を出すことにしています。 赤池さんは、混乱を防ぐためにも松山市からの積極的な情報発信を求めています。 「初めてのことすぎてどこまで(支援があるか)わからなかった。今後どうなるかわからないけど(このエリアは)危険なので立ち入らないでください、営業しないでくださいとはっきり言っていただけたらこっちもそうなんやってなるが、そこから補償とかの問題もあるのではっきりものを言ってくれないところがしんどい。どうしていったらいいのか不安」