“頂き女子”はこうして生まれた…詐欺の被告「りりちゃん」独占手記 87枚に綴られた絶望からの成功と破滅まで
■今後は「本当の救い」を追求したい…判決は懲役9年罰金800万円
初公判では、ベトナム国籍の夫がいるという、驚愕の事実が判明しました。 (手記より) 「今も既婚者のままですが、相手の男性(だんな)がどこに住んでいるのか、何をしているのか、連絡先もわかりません」「デリヘルで出会った日本人経営者の男性に『ベトナム人と結婚したら、お金をあげる』と言われて私がOKしたからです」「ホストにお金を使ってあげるためだったら、自分がどうなってもいい。人生も捨てる」 「存在意義」を感じられるなら、人生だって売る。世間の注目を集めた「頂き女子」が寄せた独占手記には、力強い文字で、こう綴られていました。 (手記より) 「『本当の救いって一体何?』と考えるようになりました。私は今、それを追求していきたい。それが分かるようになったら、私と同じ境遇の女の子達に本当の救いを教えてあげられる存在になりたい」「もう誰も傷つけたくない。強く生きれる女性になります」
4月22日、名古屋地裁の大村陽一裁判長は「ホストの売上に貢献するための資金を得たいという動機は身勝手」と述べ、マニュアルの販売については「主体的に同種の犯罪を助長し悪質」と指摘。 しかし「謝罪と賠償の意思を示すなど反省していて、貢いだホストが被害者に1800万円を返還する意向を示している」などの事情を考慮し、懲役9年、罰金800万円の判決を言い渡しました。