万博・前売り入場券の販売目標1400万枚 達成困難との見方示す 吉村知事「非常に高い目標」
今年開幕する万博の前売り入場券の目標について、吉村知事は達成が難しいとの見方を示しました。 今年4月に開幕する大阪・関西万博。博覧会協会などは、入場券2300万枚のうち1400万枚を前売りチケットとして販売することを目標にしていますが、去年12月末時点の販売枚数は約746万枚と、目標のおよそ半分にとどまっています。 協会の副会長を務める大阪府の吉村知事はきょう、前売りチケットの販売目標を達成するのは難しいとする見方を示しました。 (大阪府 吉村洋文知事) 「開幕前に1400万枚行くかというと、非常に高い目標だなというふうに思っています。誰も体験していない状況なので」 入場券収入は運営費に充てられるものの、運営費が赤字となった場合に誰が負担するかはまだ決まっていません。 吉村知事は、国、大阪府と市、経済界で協議する考えを示しましたが、具体的な時期については明言を避けました。
「大屋根リングの愛称募集」も開幕前の実施は事実上断念
また、吉村知事は、去年8月に発表した「大屋根リングの愛称募集」について、準備が間に合わないとして開幕前までに行うことを事実上断念したことを明らかにしました。