ヴィンテージデニムで垢抜ける方法。ザニーム長尾悦美さんとベルベルジン藤原 裕さんに聞いた今の気分
ヴィンテージを主役から、脇役に
長尾 アメカジスタイルを貫くのもひとつの美学。それが似合う人もいますが、あえて異質なテイストを混ぜることで、スタイリングはより洗練されたものになるのでは? 必ずしもヴィンテージデニムが主役にならなくてもOK。それくらい自由な感覚のほうが、程良く力の抜けた、素敵なコーディネイトになると思いますよ。 ーーより具体的な合わせ方や色使いなどで、脱アメカジに効きそうなアイデアはありますか? 長尾 トーン・オン・トーンの使い方ですかね。例えば、色褪せたブルーのヴィンテージデニムにグレーのトップスを合わせるとき、インナーは白や黒を選ぶことが多いはず。 それを同色のグレーでトーナルにまとめるだけで、ぐっと大人っぽさが増してきます。 藤原 確かに、グレーのグラデーションというチョイスは、モダンな雰囲気になりそう!
[STYLE] 手にした「赤耳」をこれみよがしにはく。その気持ちも十分理解できる。けれど今なら、コーディネイトの主役は上品なニットのアンサンブルにまかせて、デニムを脇役的に扱うのがベストバランス。 清水将之(mili)=写真 来田拓也=スタイリング 小林雄美=ヘアメイク 八木悠太=文
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