安倍元首相に「法的問題はないか」相談 自民党派閥裏金事件を受け政倫審、関衆院議員が弁明
自民党派閥裏金事件を受けた18日の衆院政治倫理審査会(政倫審)に、関芳弘衆院議員(兵庫3区)が出席した。関氏は2022年春ごろ、旧安倍派の会長だった安倍晋三元首相に対し「法的問題はないのか、あるなら運用を改めるべきではないか」と直接伝えたことを明らかにした。 【写真】西村氏、有権者にビラまき謝罪 自民裏金事件で地元明石入り 再起図る決意繰り返す 関氏の政治資金パーティー収入の不記載額は836万円で、兵庫県選出の旧安倍派議員で最多。約10分間の弁明では「事務所スタッフが収支報告書に記載しないよう派閥から指示されていた」と自身の関与を否定した。さらに「還付金中止の連絡は西村康稔衆院議員(同9区)から受けたと思うが、再開については他の議員から受けた記憶はない」と述べた。 質疑で安倍氏とのやりとりを問われ、「会長は他からもこの件について聞いている、と話していた」と説明。違法性の認識については「何らかの手続きがなされていると思っていた」と語った。(末永陽子)