スタイリスト視点で選ぶ、NYコレのベストショー&実用的ルック
Q.実際にこれは売れそう、スタイリングの参考になると感じたルックは?
A.先述の通り、マリンルックが新鮮でした。先シーズンのラガーシャツのトレンドからよく見ていましたが、強めのボーダーストライプは今シーズンも取り入れたいアイテムです。ピッチの違うボーダー柄の取り入れ方、ジャケットをタックイン、パンツの前ボタンを開けて着崩すアイデアは参考になります。
ケイト(KHAITE)
Q.印象に残ったショーの場面は?
A.前回よりも小さな会場だったので、ウオーキングするモデルが来場者の近くを通り、オーガンジー素材の柔らかさが引き立っていました。ニュートラルなカラーパレットに差し込まれたペールピンクや赤のルックがとても印象的でした。
Q.気になったコレクションピースは?
A.ジュエリーは控えめでしたが、バッグの多彩なラインナップが目立ちました。デザインやサイズが豊富で、普段使いにも適しているアイテムが多く、非常に実用性が高そうでした。
Q.実際にこれは売れそう、スタイリングの参考になると感じたルックは?
A.メンズライクなオーバーサイズジャケットやオーガンジー素材のパンツは、スタイリングのバランスが絶妙でした。クロップドジャケットにボリュームのあるドレスや、シアー素材のレイヤードスタイルも参考にしたいです。
渡辺いつか/スタイリスト PROFILE:岐阜生まれ。2010年にオーストラリア・メルボルン大学を卒業後、ファッションPR、スタイリストアシスタントを経て独立。ファッション誌を中心に広告やタレントのスタイリングなど幅広い分野で活動し、2024年に米国へ活動拠点を移す