笑福亭喬介 弟子の喬明に対する苦悩を吐露「怖いやん今の時代。何言われるか分かれへん」
落語家の笑福亭喬介が13日、大阪市内で行われた「笑福亭喬介入門20周年記念『スタディ喬介~ファイナル~』」(大阪・DAIHATSU心斎橋角座)の記者会見に出席し、ネタを学ぶ事への気持ちや師匠・七代目笑福亭松喬や弟子・笑福亭喬明について語った。 2022年に始めた同公演では、喬介がさまざまな落語家にネタを教わり、本人や観客の前で教えてもらったネタを披露してきた。これまで露の新治から「大丸屋騒動」、桂かい枝から「算段の平兵衛」、桂吉弥から「はてなの茶碗」、桂米團治から「たちぎれ線香」、笑福亭鶴二から「どうらんの幸助」、自身の師匠である松喬からは「仏師屋盗人」を学んできた。 来年は、桂文三、桂紅雀、桂米紫らに教わったネタを、2月9日から2か月ごとに第2日曜日に公開する。来年は自身に似たタイプの落語家に教えを乞うという。 「僕に合う感じの(落語)ネタを教えてもらおうかな。教えてもらったやつを自分らしく変えてやってみたい」と意欲を語り、さらに「教えてもらった人と対談やるんですけど、すごく刺激的で勉強になる」と目を輝かせた。 本公演を始めたきっかけは、4年前に弟子入りした喬明だという。「弟子を持って、しっかりせなアカンなってところがありました。自分に大きいネタが無いっていうのがあって、自信もなかった」と吐露した。 女性である喬明を落語家の弟子として扱う難しさに苦悩しているようだ。 「難しいです。師匠に教わった『寄合酒』を教えたんですけど、ふんどしをギュッと絞るシーンとか無理にやらせないです。『道具屋』は、女の子に無理なシーンがあるので、教えてないんです。本来、一番最初に教えるんですけど、そこどうしようかなって悩んでます」 女流落語家の露の都らに相談したこともあるというが「時代が分からないんですよ。それを良しとするのか、いろんな考え方があるので、とりあえず他のネタをまず教えて、本人が『やりたい』と言うなら教えますけど、怖いやん今の時代。何言われるか分かれへん」とこぼした。 最後に「古典落語のおもしろさって笑いとか感心、感動とかいっぱいある。教えてもらった人の匂いプラス喬介落語のおもしろさを感じていただきたいです」とアピールした。
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