石川県七尾市の老舗タクシー会社がライドシェア参入へ 能登地区で初
能登半島地震の後も営業を続けた石川県七尾市の老舗タクシー会社「丸一タクシー」が運行管理を担い、一般ドライバーが有償で客を運ぶ「日本版ライドシェア」を始める。早ければ1月中旬からJR七尾駅や和倉温泉など市中心部で2台を稼働させるという。 【写真】ライドシェアは公共交通を担えるか 参入した社長に聞く 同社によると、昨年11月27日付で国土交通省石川運輸支局から実施許可を受けた。金、土曜の午後5時~10時台に稼働させる予定。同社のタクシー車両を使う予定で、能登地域では初の試みという。 同社の親会社「丸一観光」の木下恒喜専務は「能登半島を代表する観光地の和倉温泉でも少しずつ観光客が戻ってきた。移動の足を確保する上で、日本版ライドシェアは有効だと考えた」と導入の狙いを話す。 県内では金沢市などで日本版ライドシェアが導入されているほか、加賀、小松両市も公共交通の空白地域を対象に「公共版」のライドシェアを実施している。(安田琢典)
朝日新聞社