「生ある限りは、伝えていきたい」人と自然の記憶で伝える災害 伊豆半島沖地震から50年【わたしの防災】
<伊豆半島ジオガイド 齊藤武さん> 「こういうものを見て、常に警戒する心を忘れずに心にとどめつつ、自然の中で遊んでもらえれば」 50年前の伊豆半島沖地震の痕跡は「断層のずれ」です。 <伊豆半島ジオガイド 齊藤武さん> 「もともと、この面がここまであったんですけど、地面がこうずれたわけですね」 <伊豆半島ジオガイド 齊藤武さん> 「1月に起きた能登半島の地震も地震の先生からすると起こるべくして起きたと。同じく伊豆半島も痕跡があったり津波石のようなものがある。常に災害とか地震とか火山とか、そういうもののことを考えながら、日々生活していくといいのかなと思います」 伊豆半島沖地震で父親と息子を亡くした萩原さんも、当時を記録した石碑を大事に守っています。 <萩原作之さん> 「『想わざる山津波 悲し父と吾子 抱きいだかれ 永久の旅ゆく』。(この短歌は)女房が考えたね。これがある限り、忘れないよね」 過去の地震の痕跡と、遺族の声は、現在を生きるわれわれに警鐘を鳴らしています。
静岡放送