立命館宇治が初戦突破 185センチ長身右腕・道勇が1失点完投「角度を生かして」／秋季近畿大会
高校野球秋季近畿大会 第2日（20日、立命館宇治4－1奈良、ほっともっとフィールド神戸）立命館宇治（京都1位）が1回戦で奈良（奈良3位）を下し、準優勝した2014年以来の8強進出を決めた。 三回に田中太惇外野手（2年）の中前適時打で先制。1－0の六回には振り逃げ、犠打、四球で得た1死一、二塁で9番打者の道勇壱心（かずむね）投手（2年）が左前適時打を放ち、さらに敵失で2点を加えてリードを広げた。先発の道勇は奈良打線に対して被安打3、7奪三振。八回に先頭打者の三塁打から1点を失ったが、122球で完投勝利した。 3年生で今夏までのエースだった十川奨己投手は196センチの長身右腕だが、道勇も185センチと上背がある。「十川さんと同じで、自分も身長が高い方なんで、角度を生かして低い球を投げていくのを意識していこうと思っている。きょうは低くいけたが浮いた球を打たれてしまった。次から低めをしっかり意識していきたい」と話した。 里井祥吾監督（41）は打撃でも適時打を放った道勇に「9番に置いているが、しっかり出る選手なので、うまくはまってくれてよかった」と語った。
