【RISE】世界王者・志朗が満員のファンの前でアルゼンチン王者に圧勝 9月に田丸辰と決着か
<RISE:179大会>◇30日◇東京・後楽園ホール メインイベントで、4年ぶりの後楽園ホール登場となるRISE世界バンタム級(-55キロ)王者・志朗(31=BeWELLキックボクシングジム)が、ISKAアルゼンチンフェザー級王者クリスティアン・マンゾ(23=アルゼンチン)に判定3-0で圧勝した。 相手のタフさに志朗は「KOしたかったです」と苦笑いだったが、試合後のマンゾの目の周囲はどす黒く腫れ上がり、一方、志朗は文字通りかすり傷1つない完勝だった。 世界王者・志朗の“聖地降臨”でチケットは完売。試合中も「志朗さ~ん!」の声援が後楽園ホールに響き渡った。 試合後には解説席に座っていたRISE2023年MVPの田丸辰がリングに上がってきた。志朗と田丸は3月の王座戦で対戦したが、偶然のバッティングでノーコンテストに。2人はこの日のリング上で「RISEワールドシリーズ2024横浜大会」(9月8日、横浜BUNTAI)で決着をつけることを確認。RISEの伊藤隆代表も「志朗もダメージもないですし、辰も大丈夫なので、最終調整をして会見で発表させていただきたいと思います」と話した。 29日の前日計量でマンゾからアルゼンチンの伝統菓子をプレゼントされた。志朗はこの日の試合後、お返しのチョコレートを手渡した。その時の相手陣営の反応について「あっちが勝ったかのように接してきて、なんか外国人らしいなと(笑い)。すごい上からほめられて、うれしかったです」とニヤリと笑っていた。