順位表で首位浮上のユヴェントス「カルチョに不可能はない」セリエA通算300勝達成のアッレグリが哲学を語る | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、22日に行われたセリエA第21節レッチェ対ユヴェントス戦終了後、『DAZN(ダゾーン)』のインタビューに応じ、試合を振り返った。 【動画】「ビアンコネーロ」のレフティモンスター!【得点王候補②|ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)ゴール集】
セリエA15戦無敗の好成績を収め、首位インテルを2ポイント差で追走するユヴェントス。日本時間22日にレッチェとの敵地での対戦へ挑むと、後半からドゥシャン・ヴラホヴィッチのドッピエッタ(1試合2得点)などにより3得点を奪い、3-0と勝利した。 リーグ戦5連勝を飾ったユヴェントスは、サウジアラビアでシモーネ・インザーギのチームがスーペルコッパ・イタリアーナを戦う中、消化試合が少ないライバルを追い越して首位に浮上。アッレグリは『ダゾーン』のインタビューに応じると、自身にとってセリエA通算300勝目となる勝利を喜んだ。 「レッチェはエリア近くでプレスを仕掛けてきて、我々はラストパスがうまくいかなかった。さまざまな場面で困難に陥ってしまい、難しい試合だった。しかし相手のパフォーマンスが落ちるまで、冷静さを保ってプレーを続けた選手たちは素晴らしかった。300勝には満足している。これまで私の元でプレーしてくれた選手全員に対して感謝しかない。私は並外れた選手たちを指導できて幸運だった」 2021年夏にユヴェントスの指揮官に就任したアッレグリの下、チームは大きな成長を遂げ、フィジカルおよびメンタルの両面で最高の状態にあるように見受けられる。ユーヴェ指揮官の教え子で『ダゾーン』解説陣のアンドレア・バルザーリ氏からは「勝つことに慣れ、常に頂点を目指すチームになったのではないか」との意見が上がったが、アッレグリが自身の見解を示しつつ、哲学を語った。 「ユーヴェに復帰した1年目は、みんながすぐにまた優勝できるようになると考えていて、ややうぬぼれた姿勢が見えた。我々は2021年から全員が一丸となって前進し、成長してきた。今年は(ディレクターのクリスティアーノ)ジュントリも加わり、大きな手助けをしてくれた」 「カルチョにおいて不可能は存在しない。このことは頭に入れておくべきだ。並外れた何かを成し遂げ、不可能を可能にしようとする意欲を持ち、全力を尽くさなければならない。だが自分よりもうまい者がいるのなら、その人物に拍手を送るのがふさわしい。一般的な話として、人生においては、こういうものだ。自分の限界を超えて何かを成し遂げようと自分自身を鼓舞していくことが大切だ」
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