水前寺（左）のバースデー＆60周年新曲発表のお祝いに親しい演歌歌手、大江裕も駆けつけた＝東京・赤坂

歌手、水前寺清子が15日、東京都内でデビュー60周年記念の新曲「男のいのち」の発表と79歳の誕生日（今月9日）を祝うイベントを行い、100人のファンの前で熱唱すると、「チータ！」と大歓声が沸き起こった。 「こんなに長くこの世界にいるなんて思いもよらず、感謝感謝でございます。なんて幸せなんだろう」と感涙。公私ともに親しい演歌歌手、大江裕（34）が駆け付け、バースデーケーキを贈った。新曲は水前寺を見いだし、育てた作詞家、故星野哲郎さんによる未発表の歌詞に作曲家、叶弦大氏（86）が曲をつけた。この日発売された記念アルバムに収録されている。 水前寺は天を仰ぐように「星野先生はきっと『チータ、いいか。今日みたいにおまえの周りにはたくさんのすてきな方がいっぱいいるんだよ。何があっても、皆さんの顔を思い出して一生懸命、頑張るように』とおっしゃっている気がします。少しでも長く歌を歌えるようにしていきたい」と誓った。 最近は腰などを痛めており、「体調がよくないのよ」とボヤきつつ、元気そう。ただ、この日は歌うときや会見の際は椅子に座るなどして自らの体をいたわった。