食材供給へ豊漁祈る 魚津漁協、予定通り初競り
魚津漁業協同組合の初競り式は4日、富山県魚津市村木定坊割の水産物荷さばき施設魚津おさかなランドで開かれ、市場関係者が1年の航海安全と豊漁を祈るとともに能登半島地震からの早期復興を願った。 濱住博之組合長があいさつし、「我々には新鮮な食材を供給する義務があり、当初の予定通りに初競りの実施を決めた。震災で前途は厳しいが、生産者や流通関係者が手を合わせて頑張っていきたい」と語った。鍼田祐平魚津魚商協同組合理事長らが祝辞を述べた。 この日は約8トンの水揚げがあった。午前5時から始まった競りではブリやフクラギ、ベニズワイガニ、マグロ、ヒラマサなどが多く並び、競り人や仲買人らの声が響いた。 能登半島地震に伴い、市内の漁業関連施設では路面のひび割れや砂の吹き出し、壁面の一部破損などの被害を受けた。