日本代表の206センチ渡邉伶音擁する福岡大大濠、3年ぶり頂点へ昨夏の総体王者・日本航空に快勝【ウインターカップ】
◆バスケットボール・全国高校選手権ウインターカップ 福岡大大濠88―64日本航空(25日、東京体育館) ■残り3秒の奇跡、2年連続の歓喜【写真】 男子2回戦が行われ、シード校が登場。3大会ぶり4度目の頂点を目指す福岡大大濠は、昨夏の全国総体覇者の日本航空(山梨)を88―64(20―16、33―15、11―15、24―18)で破った。昨年大会の決勝でライバルの福岡第一に敗れ準優勝に終わった雪辱を果たすべく、力強く一歩目を踏み出した。 トム・ホーバス監督率いる男子日本代表のトップチームにも選出された身長206センチの渡邉伶音(3年)らを擁する福岡大大濠は、第1クオーター(Q)序盤こそミスもあり日本航空に先行を許した。それでも榎木璃旺の連続得点などでペースをつかむと、終了間際に渡邉の3点シュートも決まり4点リードで終えた。 第2Qは序盤から攻勢に出た。湧川裕斗の得点で先手を取ると、直後に湧川が3点シュートを決めて流れをつかみ、一気に差を広げた。このQは33―15と圧倒して計53―31とし、湧川は前半だけで21点を挙げた。 第3Qは相手の反撃もあり11―15で若干点差を詰められたが、粘り強い守備もあって主導権は渡さなかった。最終Qも安定した試合運びを見せて勝ちきった。 2021年度大会で戴冠を果たし、22年度は8強、昨年は準優勝と近年は安定した成績を見せる強豪。昨年のレギュラー4人が残った今年は2年連続で福岡県予選を1位で突破したほか、全国の有力校がひしめく「U18日清食品トップリーグ」では初優勝を果たしている。
西日本新聞社