<解説>「ブギウギ」の次は「虎に翼」 同じ時代で描く“法律もの”の朝ドラ 伊藤沙莉“寅子”がたどる人生は?
昭和13(1938)年、卒業生から日本初の女性弁護士が誕生し、その中には寅子の姿も。日本中から注目され、憧れの的になるが、弁護士として意気揚々と世に出た彼女たちを待ち受けていたのは、戦争へと突き進んでいく日本。法学という社会に羽ばたく翼を得たはずが、それを使える場は急速に消えてしまう。
昭和20(1945)年、全てを失い焼け野原に立つ寅子が、明日、生きるため頼れるのは、かつて学んだ法律だけだった。彼女は裁判官になることを決意し、戦争で親を亡くした子供や苦境に立たされた女性たちのため、家庭裁判所の設立に奔走することに。
そして、寅子はついに裁判官になる。彼女とその仲間たちは、政治でも経済でも解決できない、追いつめられた人々の半径5メートルの世界を見つめ、その苦境から救うため情熱をもって向き合っていく……。
4月1日からNHK総合、月~土曜午前8時ほかで放送される。