敬老パスの必要性訴え 札幌の市民団体 敬老パス見直しに対し存続と拡充求める署名5万5千筆超を市に提出
HTB北海道ニュース
札幌市が検討している敬老パスの見直しについて、存続と拡充を求める署名が25日、市民団体から札幌市に提出されました。 札幌敬老パスを守る連絡会・三浦誠一共同代表) 「敬老パスの存続と拡充の要請を行いつつ、(累計)5万5千182筆の署名を添えて要請を行います。よろしくお願いします」 札幌市に提出された5万5000筆を超える署名。敬老パスの存続と拡充を求めるもので、前回提出した今年4月以降に集まったおよそ2万9000筆が含まれています。 札幌市は、財政負担が大きいとして利用額の上限を現在の年間7万円から段階的に4万円まで引き下げるなどの案を示してきました。しかし、市民からは反対の声が上がり市長を交えた意見交換会などが行われてきました。 札幌敬老パスを守る連絡会・三浦誠一共同代表) 「若者とお年寄りの対立をあおるような感じを市長の発言の中で受けるんですよ」 札幌敬老パスを守る連絡会・木村俊二共同代表) 「もっと丁寧に意見を聞いたり、存続するためにはどうしたらいいかという市の提案が非常にない」 署名提出後、市役所の前には200人以上の市民が集まり、敬老パスの必要性を訴えました。こうした動きに対し札幌市の秋元市長は。 札幌市 秋元市長) 「いただいた署名も市民のご意見の一つの表れだと認識しています。一定のご意見を集約させていただいて、私としての判断をいったん発表させていただきたいと思います」 秋元市長はこのように述べ、来年度予算を決める来年2月の市議会までに、敬老パスの見直しについて最終判断を行う意向を示しました。
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