広島が天王山を制し、神戸が2位に浮上! 残留争いも湘南&札幌が白星で混戦/J1第32節
勝ち点「59」同士の首位攻防戦は、サンフレッチェ広島に軍配が上がった。開始早々に中野就斗のクロスからゴンサロ・パシエンシアが先制点を挙げると、24分にも中野のクロスから加藤陸次樹がリードを広げる。そのまま2点のリードを守り切った広島が、町田を相手にシーズンダブルを達成して首位をキープした。 ヴィッセル神戸は武藤嘉紀の1点を守り抜いて浦和レッズを撃破。連勝を「5」に伸ばし、町田をかわして2位に浮上した。 湘南ベルマーレは鹿島アントラーズに見事な大逆転勝利。濃野公人の2ゴールを許して2点ビハインドを背負ったものの、そこから怒涛の3ゴールで逆転に成功。セレッソ大阪と引き分けた柏レイソルをかわし、16位に浮上した。 北海道コンサドーレ札幌は京都サンガF.C.に2-0で快勝。サガン鳥栖はアビスパ福岡とのダービーマッチでスコアレスドローに終わり、連敗は「5」で止まったものの、10試合未勝利と残留圏は遠いままだ。 ガンバ大阪は東京ヴェルディと引き分け、8試合ぶりの白星を逃した。74分にダワンが試合の均衡を破ったものの、後半アディショナルタイム4分に森田晃樹のJ1初得点を許し、1-1の痛み分けに終わった。追いついた東京Vだが、1999年以来の5連勝、およびG大阪をかわしての5位浮上とはならなかった。 FC東京は仲川輝人が古巣相手にゴールを決めるなど、横浜F・マリノスを相手に逆転勝利で3連勝。5分にアンデルソン・ロペスが先制点を挙げたものの3失点を喫した横浜FMは、リーグ戦3連敗となった。 名古屋グランパスはジュビロ磐田との“東海ダービー”を制した。前半は停滞したが後半頭からのパトリック投入で流れを掌握。56分に稲垣祥が試合の均衡を破ると、試合終了間際に森島司が決定的な追加点を挙げ、3試合連続の完封勝利となった。 川崎フロンターレはエリソンと山田新が2ゴールずつを挙げるなど、攻撃陣が爆発。アルビレックス新潟を5-1で粉砕した。 今節の試合結果と順位表、今後の対戦カードは以下の通り。