矢来能楽堂で「能楽堂散歩」 新春公演や見学体験会も
矢来能楽堂(新宿区矢来町)で1月4日、18日、19日、「新春 能楽堂散歩」が開催される。(市ケ谷経済新聞) 【写真】「新春 能楽堂散歩 in 矢来能楽堂2025」能面展示の様子 1月4日には観世流能楽師・観世喜正さんによる能「船弁慶」を上演。法政大学能楽研究所教授の山中玲子さんが日本語・英語で解説を行い、イラスト入りの解説テキストも配布する。能を鑑賞する際、スマートフォンやタブレットを使った字幕解説アプリ「能サポ」も利用できる。会場全員で能の一部を謡う「初謡」の体験やフォトセッションも予定し、「参加者と能の距離をさらに縮める」工夫を施す。ロビーでは能装飾・能面も展示する。 18日・19日には見学体験会を開催。能の舞の実演や能装束・能面の展示や解説を行い、能面体験も企画する。 矢来能楽堂は1952(昭和27)年に再建され、「観世九皐会(かんぜきゅうこうかい)」が所有する能楽堂。2011(平成23)年には国の登録有形文化財にもなった。観世九皐会の担当者は「外国の方も能観賞が初めての方も歓迎。伝統芸能の魅力に触れられる貴重な機会に、ぜひお越しいただければ」と来場を促す。 新春公演は12時30分開場、13時開演。チケットは一般=3,000円、小中高学生=1,500円。見学体験会の開催時間は13時~16時。入場料は、一般=500円、15歳以下無料。
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