巨人・橋上秀樹コーチ、ポスト坂本育成へ「可能性を秘めた選手多い」今季2軍で対戦「原石だらけ」
巨人・橋上秀樹作戦戦略コーチ(59)が5日、来季への課題に「ポスト坂本」の育成を掲げた。「彼に取って代わるような選手がそろそろ出てきてもいい」と、三遊間の新たなスターの台頭に期待。筆頭として門脇誠内野手(23)を挙げた。 黄金時代を築くための命題がある。橋上氏は坂本について話題が及ぶと「年齢も考えると休みを与えたり、状態がいいときに起用できるのが理想。阿部監督が安心して起用できる選手を育成するのが課題」と言い切った。来季19年目を迎える背番号6の負担を軽減するためにも、後継者の台頭が不可欠と説いた。 候補として名前を挙げたのは門脇だ。今季は129試合に出場し、遊撃の堅守でチームを支えた。「守りで評価を得ている門脇選手が打ってくれれば非常に大きい。坂本選手に取って代わるという意味では彼も候補の一人」と橋上氏。すでにG球場の秋季練習で会話を交わしており、打率2割4分3厘と苦しんだ打撃に大きな伸びしろがあると踏んでいる。 内野手は32試合に出場して打率3割1分8厘とブレイクの兆しを見せた中山、ドラフト1位の石塚(花咲徳栄)ら逸材ぞろいだ。オイシックスではNPB入りを目指す若手育成に尽力し、イースタンで巨人の2軍と対戦した橋上コーチは「可能性を秘めた選手が多い。原石だらけですよ」。豊富な経験を還元し、飛躍を後押しする。(内田 拓希) ◆オイシックスの今季を振り返る オイシックスがハードオフ新潟でシーズンを振り返り、会見を行った。イースタン参入1年目は41勝79敗6分けで最下位も、本拠地で貯金5。橋上前監督は「試合をこなすにつれて、選手の対応力が向上していった」。本拠地の1試合平均観客動員数は1247人でリーグ3位と発表した。
報知新聞社