大激戦を制した佐藤大佑が今年2回目の優勝/ボートレース児島
ボートレース児島の「創刊75周年記念日刊スポーツ杯・ニッカン・コム杯」は18日に最終日を迎え、12Rで優勝戦が行われた。 スタート展示では枠なりの3対3進入だったが、本番では5号艇の稗田聖也がピット離れで飛び出して3コースを奪取。3号艇の藤原啓史朗がカドへ引いて、125カド346の並びになった。スリットはほぼ横一線となり、コンマ08のトップタイスタートを踏み込んだイン池永太が先マイ態勢に構えたが、稗田がまくり強襲。これに抵抗した池永は稗田とともに大きく流れて、佐藤大佑のまくり差しが入った。しかし、バックでは差し続いた上條暢嵩が佐藤大に舳先を掛けて、両者がもつれながら迎えた2マーク。握った佐藤大が上條を引き波に沈めたものの、立て直した池永が渾身の差し返しでトップに浮上した。 しかし、続く2周1マークでは先行していた池永の外を、今度は佐藤大が全速ツケマイ。これが見事に決まって、佐藤大が池永と並走状態に持ち込む。2周2マークでは再び池永がトップを奪ったが、3周1マークの手前で内へ切り返そうとした際に佐藤大と接触。わずかに失速した池永はとっさに差しへ切り替えたものの、ここでも全速戦に出た佐藤大が池永を振り切って単独首位へ躍り出た。そのままリードを守った佐藤大が1着でゴール。池永は悔しい2着に敗れ、3着には藤原が続いて3連単4-1-3は1万850円28番人気で決着した。 大激戦を制した佐藤大は、「夏場は苦戦していたが、今節は舟の向きやターン回りが良く、余裕を持ってレースができた。ペラの調整がうまくいき、良いグリップ感を掴めたので、来年の夏まで良い収穫になった」とコメント。今年2回目、通算12回目の優勝を飾った。
マクール