リニア中央新幹線の駅位置は「高い交通結節性を有した最適地」に…県内36市町村が総会
リニア中央新幹線の駅誘致を目指し、奈良県内36市町村長らでつくる「『奈良県にリニアを!』の会」の総会が16日、奈良県大和郡山市で開かれた。「駅の位置は、高い交通結節性を有した最適地とすること」などを求める提言書を採択した。県内では同市だけでなく、奈良市の2か所も候補地になっている。
同会は2013年発足。奈良、生駒、平群3市町は参加していない。会長の亀田忠彦・橿原市長は、JR東海が昨年12月から環境影響評価(環境アセスメント)を開始したことに触れ、「大和郡山市に設置されるよう一致結束し、早期に一本化していくことが重要」とあいさつ。9月に辞職した東川裕・前御所市長に代わり、松井正剛・桜井市長を副会長に指名した。 大和郡山市の上田清市長は「状況は確実に前へ進んでいる。オール奈良で駅を中心としたまちづくりを考えていかなければならない」と述べた。