アジア最強ライト級T決勝へ 今永虎雅「自分が一番目立ちたい」 斉藤陽二はパパ1勝へ肉体万全
◇プロボクシングライト級8回戦 今永虎雅(大橋)《8回戦》斉藤陽二(角海老宝石)(2024年11月20日 東京・後楽園ホール) 優勝賞金500万円が懸かるアジア最強ライト級トーナメント決勝戦の前日計量が20日、都内で行われ、日本同級6位・今永虎雅(25=大橋/6勝5KO)は61・0キロ、日本同級4位・斉藤陽二(29=角海老宝石/8勝8KO3敗2分け)は61・1キロでともに一発でパスした。 2連続KOでトーナメントを勝ち抜いてきたアマ10冠の今永は「調子はバッチリ。今までで一番いい」と笑顔。斉藤の印象にも「特に何も感じなかった」と大一番を前にしても平常心を強調した。 優勝賞金500万円の使い道は「アメリカでのスパーリング合宿」とかねて希望していた米国合宿の費用に充てる考え。自己投資のためにも負けられない一戦となる。同興行のメインではWBOアジア・パシフィック(AP)&東洋太平洋ライト級王座統一戦で、WBO-AP同級王者・保田克也(大橋)と東洋太平洋同級王者・宇津木秀(ワタナベ)が地域タイトル統一戦に臨むなど注目カードが多数あるが「自分が一番目立ちたい。あまり考えすぎず自然とそう(KO)なればいい」とアジア最強証明を誓った。 対する斉藤は「(今永は)体が細いなあと思って、まあいけるかなという感じ。(自分は)筋肉を残せて仕上がりはいい。相手の方が技術はあるが、肉体のレベルを極限まで高められた。触れたらケガするくらいの力でやっていく」と強打をさく裂させる構えだ。 9月には第一子となる長女・柚愛ちゃんが誕生。「夜にミルクをあげたら朝まで寝ているいい子」と調整面で影響がなかったことを強調し「試合を見ても分からないと思うが、しっかり勝つ姿を見せたい」と来場予定の愛娘にパパ初勝利を届ける。