HiHi Jets井上瑞稀、苦手な自転車に不安にじませるも「全力で」 橋本涼は「大丈夫なの?」
HiHi Jetsの井上瑞稀と橋本涼が8月27日、都内で行われた「劇走江戸鴉~チャリンコ傾奇組~」の製作発表記者会見に出席。舞台への不安や共演する心境、同じグループならではのエピソードなどについて話した。 【写真】ガッツポーズをする武田玲奈 ■江戸鴉のリーダー・雁金弾七役に「ワクワクしています」 井上と橋本がW主演を務める同作は、2013年に大阪新歌舞伎座で初演された「元禄チャリンコ無頼衆 浪花阿呆鴉」をブラッシュアップ。舞台は江戸に移り、派手な装飾が施された「デコチャリ」を乗り回し、それぞれが抱える事情で一度は道を外れた若者たちが、信じる正義のために、仲間と共に悪に立ち向かう。井上は、同心の手先として街の浄化作戦の任務に当たる布袋数右衛門(ほていかずえもん)を演じ、その姉・お露は武田玲奈、荒くれもの集団・江戸鴉のリーダー雁金弾七(かりがねだんしち)は橋本が務める。 井上は「昨年に引き続き新橋演舞場、そして大阪松竹座の舞台に立てることをうれしく思っています」と喜び、「自転車がすごく苦手なので不安ですが、精一杯頑張らせていただきます」と意気込んだ。所属事務所以外が主催する舞台への出演は、同作が初となる橋本は「すごくわくわくしています。いつか出たいなと思っていたところですてきな話しをいただきました。相方の瑞稀と一緒に舞台に立てることがうれしいです」と笑顔でコメント。 さらに演じる役について「族の総長ということで、そのお芝居を考えるのが今からワクワクしております。皆さん優しいのでいっぱい甘えて教えてもらいながら、すてきな舞台を作っていけたらと思います」と口にした。 ■井上からの頼み事を暴露した橋本「めちゃくちゃプレッシャーだった」 同じグループに所属する2人。稽古中に助け合ったことについて聞かれると「普段一緒に活動しているからこそ、信頼関係はすでにできあがっています。タクシーに乗っている最中も、ふとせりふ合わせが始まったりしますね」と井上。 橋本は、本読み前に井上から「俺は話しかけにいくのが苦手だから、はしもっちゃん頼んだ」と言われていたことを明かし、「めちゃくちゃめちゃくちゃプレッシャーだったんですよね(笑)。逆に『1人の時はどうしてるの』って思いましたけど」とぼやくも、「だけど、ならではだなと思って。いつものHiHi Jetsの空気感がありつつ、でもどこか役者さんとして接している部分があって、新鮮で楽しいです」と声を弾ませた。 この日の記者会見では、橋本が井上に「チャリンコ大丈夫なの?」と確認する場面も。井上は「昨年、自転車で転びまして。それから『2度と自転車に乗らない』って決めた直後のお仕事だったので…」と苦手な理由を説明し、「でもこれはお仕事なので、全力でやらせていただきます!」と宣言した。 劇中の演出には、自転車での宙乗りもあり、橋本が挑戦する。宙乗りへの意気込みを「仕事になると何でもできちゃうタイプなので、楽しみです」と述べ、「新橋演舞場で言いますと、だいぶ小さい頃からお世話になっていまして。『滝沢演舞城』に小さい子として出ていたので、その時に見ていた演出がたくさんあって、子どもながらに憧れていたんですけど、まさか自分がその何年か後にチャリンコに乗って宙に飛ぶとは…」としみじみ。 「事務所の先輩たちにも見に来てほしい」という橋本は「『橋本、井上が新橋演舞場で座長やっているぞ!』ってところを見せられるように、お芝居だったり殺陣稽古を頑張るという気持ちです」と力強く語った。 記者会見には、俳優の武田、脚本・演出を務めた横内謙介氏、松竹株式会社 取締役副社長執行役員の山根成之氏も登壇した。 ◆取材・文=大野代樹