ラリージャパン2024、11月21日開催のブルーインパルス航空ショー詳細情報
■ 11月21日にブルーインパルス航空ショー」 WRC(世界ラリー選手権)最終戦ラリージャパンが、11月21日~24日に愛知県や岐阜県を中心に開催される。初日となる21日には、「ブルーインパルス航空ショー」と題したオープニングフライトイベントが開催される。 【画像】ブルーインパルスはT-4練習機を用いる ブルーインパルスは航空自衛隊のアクロバット飛行チームで、正式名称は宮城県松島基地の第4航空団に所属する「第11飛行隊」。各地域の航空祭のほか、国際的なイベントにおいても飛行展示を行なっている。 1964年や2021年の東京オリンピックにおける五輪の輪や、大阪万博開会式でのEXPO'70の文字を描いたことでも知られており、日本がコロナ禍にあった2020年には医療従事者らに敬意と感謝の気持ちを示すために都心で展示飛行を実施した。 モータースポーツにおいても、2023年9月24日のF1日本グランプリ決勝前に展示飛行。鈴鹿サーキットにでは、1996年に開催されたフォーミュラ・ニッポン開幕戦以来のこととなっていた。 ラリージャパンで展示飛行を行なうのは初のこととなり、今回は「ブルーインパルス航空ショー」として特設ページも開設。通常、ブルーインパルスの展示飛行は航空自衛隊のWebサイトや空域の使用許可がいるため自治体関連のXで告知されることが多いが、ラリージャパンではイベントプログラムの一環として位置付けられているようだ。 そのため、飛行情報も詳細に公開されている。 日程:2024年11月21日(木) 飛行時間:14:00頃から25分程度(予定) 展示飛行エリア豊田スタジアム (豊田スタジアム西イベント広場から西側の空を中心に飛行) 飛行ルート: 13:40頃 航空自衛隊小牧基地(出発) 13:50頃 JR恵那駅(スモーク・通過) 14:00頃 豊田スタジアム(航空ショー) 14:30頃 航空自衛隊小牧基地(帰着) このイベントに伴い、ラリージャパンでは特別観覧エリア(有料)と無料観覧エリアを設置。豊田スタジアム観戦チケットを購入済みであれば、特別観覧エリアでBGMやブルーインパルスのパイロットによるナレーションを聞きながら展示飛行を観覧することができる。 注意事項としては、空を飛ぶイベントのため天候などの状況で予告なく変更、中止となる場合があるほか、JR恵那駅はスモークのみで展示飛行はなし、JR恵那駅・豊田スタジアム以外のスモークONはなしとされていること。 また、展示飛行前の11月21日11時15分~12時15分には、豊田スタジアム西イベント広場で飛行隊長 江尻卓2佐(1番機)、飛行班員 松浦翔矢2尉(3番機)の両名によるトークショー&サイン会も開催される(要、11月21日の豊田スタジアム観戦チケット)。 ブルーインパルスとのコラボグッズも販売され、ラリージャパンとのコラボワッペンやコラボTシャツなどもラインアップ。会場発表商品もあるようだ。 展示演目は12種類。航過系の演目も多いが航空祭でも人気の「ビッグ・ハート」やなかなか見る機会の少ない「さくら」も告知されている。 1.リーダーズ・ベネフィット・ローパス 2.ポイントスター・ローパス 3.エシュロン・ローパス 4.デルタ・ローパス 5.デルタ360° 6.ナイフエッジ 7.チェンジ・オーバー・ターン 8.フェニックス・ローパス 9.さくら 10.ビッグ・ハート 11.720°ターン 12.サンライズ 事前にこれだけ情報が出ていることは珍しく、FAQの箇所では「JR恵那駅ではどのように飛行しますか?」という質問に対して、「JR恵那駅の西側の空から現れ、右に旋回し、JR恵那駅の駅前通りの方向に抜けて豊田スタジアムへ向かいます。スモークはJR恵那駅周辺で1分程度使用します。」と具体的な回答が記載されている。 また、ブルーインパルスでは本番の飛行に備えて前日に事前訓練を行なうことが多いのだが、FAQページでは「事前訓練については公表しておりません。」と回答。前日の事前訓練を行なうかどうかは不明となっている。 航空イベントのため、実施されるかどうかは天候次第。11月21日の好天を祈りたい。
Car Watch,編集部:谷川 潔