ポゼッションサッカーで対抗

PK職人としても知られる　photo/Getty Images

EURO2024の初戦を勝利したイタリア代表のMFジョルジーニョが、次戦のスペイン戦を前に、前回大会の準決勝を回顧し、思いを語った。『Vivo Azzurro Club』が伝えている。彼はそのインタビューで、まずアルバニア戦を振り返り、こう語った。 ［動画］イタリアvsアルバニア　ハイライト 「アルバニア戦ではポジティブだった。ボールをたくさん持って忍耐強くいられた。開始から数秒で劣勢に立たされた時も冷静さを保ち、準備してきたことを実行することができた」 そして第二戦のスペイン戦について聞かれると「スペインにはいい思い出がある」と笑顔になったという。前回大会の準決勝で、イタリアはスペインにPK戦の末に勝利している。 「前回の試合はとても難しい試合だったけど、私にとっては特別な瞬間で終えることができた。あのPKを決めた瞬間は永遠に覚えているだろう」 「この3日間は、できる限りの準備をしていきたいと思う。この試合で勝つためには高いインテンシティが必要だし、ボールを持ちたい2チームの戦いとなるだろう。我々は相手の弱点ではなく、自分たちの資質に基づいて試合を進めなければならない」 このジョルジーニョの発言は、今のイタリア代表の自信が伺えるものではなかろうか。アルバニアは確かに強豪チームではないが、プレッシャーのかかる本大会で劣勢を跳ね返し勝利するのは並大抵ではない。それをやってのけるのは、現在のイタリアが強いチームであるからこそ。果たしてこの自信が初めからあったのか、それとも初戦の勝利で増したものかはわからないが、この良い状態のままスペイン戦に臨めることは、イタリア代表にとって最高のシナリオかもしれない。 グループBの大一番は、日本時間21日の4時キックオフ予定。両チームの白熱した戦いとジョルジーニョの活躍にも期待したい。