“昔の病気”ではない……「結核」で1500人超死亡、海外からの持ち込みで集団感染も マイコプラズマも流行【#みんなのギモン】
■「マイコプラズマ肺炎」の特徴は?
小林解説委員 「次に、全国的に感染が拡大しているマイコプラズマ肺炎について。前回感染が拡大した2016年を上回る勢いで、今年は『大流行の年』と言ってもいいほど、患者の急増が目立っています。皆さんの周りではどうですか?」 桐谷キャスター 「(子どもが通う)保育園でもマイコプラズマ肺炎にかかりました、というお知らせが来ます」 小林解説委員 「結核の場合は2週間以上、タンの絡むようなせきが続いたら疑うことをお伝えしましたが、松本教授によると、マイコプラズマは1週間以上、乾いたつらいせきが続くことが多いです。しつこいけれど、あまりタンは出ないという人が多いそうです」 「夜も眠れないようなつらいせきがずっと続いていることが、マイコプラズマの患者には多いそうです」 忽滑谷こころアナウンサー 「お子さんに多い印象ですが、大人もかかるということですか?」 小林解説委員 「子どもで広がりやすいのは間違いないですが、松本教授の印象では、患者はむしろ20代・30代も多いといいます」 「マイコプラズマの特別な予防法は残念ながらないそうですが、やはり抗菌薬をきちんと飲みきれば多くの人が回復します。気になる症状がある方は受診するようにしてください」 森アナウンサー 「少しでも体調が悪い、せきが出るということであればマスクをしたり、手洗いをしたり、周りの人を守るということも必要になりそうですよね」 鈴江アナウンサー 「あとは換気などですかね。抗菌薬をしっかり飲むというところで、結核などは長く薬を飲む期間があるので、医師に指導された通りきっちり飲むことも大事になりますよね」 小林解説委員 「途中でやめずにしっかり飲みきるということですね。結核もマイコプラズマもやっかいな感染症ですが、早期発見が重要です。気になる症状は放置しないようにご注意ください」 (2024年10月3日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)
【みんなのギモン】 身の回りの「怒り」や「ギモン」「不正」や「不祥事」。寄せられた情報などをもとに、日本テレビ報道局が「みんなのギモン」に応えるべく調査・取材してお伝えします。(日テレ調査報道プロジェクト)