（写真：インサイド）

※本記事は2024年4月3日の台湾地震発生前に取材・作成しました。被害にあわれた方々へ心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早い再建をお祈りします。 【画像】セーラー美少女が、台湾グルメを味わい尽くす！（13枚） 台湾は日本人にとって観光で訪れやすい場所の一つです。日本から直行便の飛行機が多い台湾は、短時間で到着できるので旅行計画を立てやすく、何よりもビザの取得が必要ないので急に思いついても問題なく行くことができます。また、台湾では日本語が通じる場面が多いのも嬉しい所です。 この冬の2月23日～25日の3日間、台湾最大規模の同人誌即売会「FANCYFRONTIER開拓動漫祭42」が開催されました。台湾全土だけでなく日本や韓国、東南アジアからも参加者がいるほど周知度の高いイベントです。日本でサークル参加の代理受付があることから、日本のコスプレイヤーも多く参加しました。台湾では他にもオタクイベントが多く開催されており、現地観光とセットで楽しむのがおすすめです。 そして、台湾でまず思い浮かぶのが、リーズナブルな価格の出店が立ち並ぶ夜市ではないでしょうか。今回、同イベントに参加していた日本のコスプレイヤー・月海つくねさん（X：@XaiabP）と共に、台北で最も大きい夜市・士林市場を訪れたので、夜市のグルメを堪能しながらその魅力についてお伝えします。 台湾人にとって夜市は、日常生活の重要な一部であり、食文化や社交の場として非常に重要な存在です。夜市は台湾の街角に数多くあり、地元の人々にとっては日常的な食事や買い物の場として利用されています。特に台湾は仕事が終わる時間が遅めらしく、レストランは20時くらいを目処に店仕舞いするため、夜市で食事をする人が多いです。 夜市では食事を共にしたり、ショッピングを楽しんだり、地元の文化やイベントに触れることができます。台湾の空気感をダイレクトに感じられるため観光客にとっても魅力的な場所であり、台湾の文化を体験できる重要なスポットです。 初めての台湾観光は、台湾最大の都市である台北を訪れる人が多いでしょう。まずは台北で最も大きい夜市「士林夜市」に行くのが良いかもしれません。 士林夜市はグルメだけでなく、射的や輪投げ、金魚掬いといった、日本のお祭りを想起させるようなゲームを楽しめる屋台まで取り揃っており、まさに縁日のような空気感を楽しめます。家族や友人と台湾での思い出を作る場所として非常に魅力的な場所です。露店では小籠包、豆花、臭豆腐、さらには地元の特産品や珍しい料理まで幅広く取り揃えられています。 アクセスも便利で、MRT劍潭駅と士林駅の中間地点にあり、それぞれの駅から徒歩で行くことができます。また、タクシーの交通量も多く入り口が大通りに面しているため、ホテルから直接タクシーで向かうこともできます。 夜市のご飯は多様性があり、地元の特産品や伝統的な料理が豊富。露店や屋台でリーズナブルな価格で手軽に購入できます。 胡椒餅は、台湾の伝統的なストリートフードであり台湾料理の代表的な一つ。円形のサクサクパイ生地で包まれた肉と香辛料が詰められた餅です。 胡椒餅は、台北駅周辺といった街角の露店でも販売されており、新鮮なものは揚げたてで提供されます。一口サイズで手軽に食べられるため、台湾の人々や観光客に人気がありますね。また日本のアニメ『食戟のソーマ』3期、月饗祭編で主人公が作中で調理していた品でもあります。 豆花は豆腐を主要な材料とした台湾の伝統的なデザート。豆乳を固めて作られた豆腐を細かく切り、シロップや糖漿、フルーツ、タピオカパール、またはその他のトッピングと一緒に提供されます。 一般的に豆花は砂糖のシロップで甘く味付けされ、トッピングによってさまざまな風味や食感が楽しめます。 豆花は台湾の各地の豆花専門店で販売されており、多くの人々に親しまれています。特に夏場は暑い日には涼をとるために豆花を楽しむ人々が多く見られます。 木瓜牛奶（パパイヤミルク）は、台湾人気の飲み物です。新鮮なパパイヤと牛乳を組み合わせた爽やかなデザートドリンクで、甘くて滑らかな口当たり。パパイヤの天然の甘みと、牛乳のクリーミーさが絶妙に組み合わさっています。また、豊富なビタミンCや消化を助ける酵素を含むパパイヤの栄養素を含んでいることから、健康面でも評価されています。 鶏排（ジーパイ）は、台湾の人気ストリートフードの一つです。一般的には「鶏のフライドチキン」として認知されているでしょう。揚げた鶏肉は外側がカリッと香ばしく、内側はジューシーで柔らかい食感です。 鶏排を販売する屋台は多く、昼食時や夜間には、多くの人が街中で食べ歩きを楽しむ姿が見られます。 台湾の夜市観光は、地元の文化を理解する上でも素晴らしい選択です。夜市の活気溢れる雰囲気と豊富なグルメは、台湾の日常生活を感じられる特別な場所。台湾に旅行される際には、夜市を訪れて、地元の味と文化に触れる贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。 モデル：月海つくね（X：@XaiabP） 撮影・文：山颪ヒア（X：@fotomachen）