暴飲暴食、過眠、孤立…。あなたが“未解決の嘆き”を抱えているかもしれない10のサイン
死別など、大きな喪失によって引き起こされる深い悲しみと向き合うのは辛い経験だ。しかし、嘆きを解決しないまま放置すると、心身にはさまざまな悪影響が現れるようになる。 ここでは自分が未解決のままの嘆きを抱えている場合の一般的な兆候と、深い悲しみに対処するための方法を解説。さらに、嘆きに直面している人にかけるべき言葉や態度についてもアドバイスする。 Photos: Getty Images From: Red Online
未解決の嘆きとは
「未解決の嘆きとは、未処理で私たちの生活に統合されずに残っている重大な喪失に対する、持続的で苦痛を伴う感情反応です」とセラピストでオンデマンドのメンタルヘルスサービス「Self Space」共同創設者のチャンス・マーシャルは説明する。「悲しみのプロセスから抜け出せなくなり、喪失感を統合して生きていくことに難しさを感じるかもしれません」
悲しみと死別のカウンセリングで40年以上の経験があり、実践的なガイド『How to Grieve Like A Champ』(チャンピオンのように悲しむ方法)の著者でもあるリアナ・チャンプは、次のように付け加える。 「解決されていない悲しみは、サイドブレーキをかけたまま車を運転しているようなものです。一定のレベルでしか機能しなくなります」
嘆きが尊重されず、認識されない場合、私たちの心身にはさまざまな形で悪影響が現れる可能性がある。嘆きに適切に対処できていないことを示す一般的な兆候としては次のようなものがある。 1. 悲嘆の原因から目をそらし、自分の経験した喪失について話したり認めたりすることを避ける。 2. 過活動になる。気を紛らわせるために、必死に働いたり、趣味に時間を費やす。 3. 家族や友人と疎遠になり、孤立しがちになる。
4. 暴飲暴食や危険な行為など悪習慣にふける。 5. 過眠になる。 6. ちょっとしたことに過剰に反応するようになる。