貴重な原画約180点で「ベルばら」の世界に浸る、神戸で『ベルサイユのばら展』開催
大阪府出身の漫画家・池田理代子氏による漫画『ベルサイユのばら』の原画展示を中心とした『誕生50周年記念 ベルサイユのばら展-ベルばらは永遠に-』が、8月21日から「神戸阪急」(神戸市中央区)で開催される。 【写真】貴重な原画の展示にはあの名シーンも 8月11日に千秋楽を迎える宝塚大劇場公演『ベルサイユのばら-フェルゼン編-』(宝塚大劇場)で雪組トップスター彩風咲奈さん演じるフェルゼンや、朝美絢さんのオスカル、夢白あやさんのマリー・アントワネットの熱演が話題となり、改めて「ベルばら熱」が高まるなかでの神戸開催。SNSでも「絶対行きたい!」等の声があがっている。 ■ 改めて振り返る『ベルサイユのばら』の歴史 漫画『ベルサイユのばら』は、1972年4月から1973年12月まで、「集英社」発行の『週刊マーガレット』(現:『マーガレット』)に連載され、フランス革命の時代に生きた人々の苦悩や喜び、愛と死を鮮やかに描いた長編歴史漫画。 「フランス革命を勉強するなら『ベルばら』を読め」と言われるほど史実を正確に描写した作品は、その後の歴史漫画の先駆的な役割も果たし、1974年に宝塚歌劇の舞台化、1979年にTVアニメが放映されてファン層も拡大、海外でも人気を博した。 ■ 新旧「ベルばら」を知る、貴重な展示 今回は貴重な原画約180点を、特にマリー・アントワネットとオスカルの二人に焦点を当て、執筆当時の池田理代子氏の想いや言葉を交えながら展示。原画以外にはテレビアニメのシーンや、懐かしいグッズの紹介なども。 そして2025年新春に上映が決定した完全新作の劇場版アニメについても、キャラクターや背景美術の設定画のほか、吉村愛監督やキャラクターデザイン:岡真里子氏の本作にかける思いなども紹介。新旧「ベルばら」の世界をじっくりと楽しめる内容となっている。 そしてマリー・アントワネット最愛の人であるフェルゼンへの恋心を断ち切るため、オスカルが身にまとった「生涯ただ一度のドレス」を再現した展示は、「ああオスカル様、どんな思いでこのドレスを・・・」と思いを馳せながら、じっくりと見てみたい。 イベントで販売される50周年記念グッズには、フランス生まれの老舗紅茶ブランドの「ニナス オリジナル マリー・アントワネットティー ベルサイユのばら展 プレミアムエディション」(リーフ100g缶/3132円)が登場。これがあれば、いつものティータイムも、ヴェルサイユ宮殿にいるアントワネット様のように優雅に過ごせそうだ。 本展の開催は「神戸阪急」で8月21日~9月2日まで。営業時間は朝10時から夜8時まで(最終日は夕方5時終了)。入場料は1300円。詳細は公式サイトでチェックを(本展では宝塚歌劇の「ベルサイユのばら」に関する展示はありません)。