ラグビー横浜、プロ野球DeNAに続く“下剋上”で初Vだ 田村優も刺激「目標となる成果をあげてくれた」
ラグビー・リーグワン1部で昨季4位の横浜(旧キヤノン)は19日、横浜市役所で新シーズンに向けた「出陣式」に臨んだ。沢木敬介監督、SO田村優、SHファフ・デクラーク、WTB竹沢正祥、BK小倉順平、プロップ祝原涼介が出席。12月22日の開幕戦、BL東京戦(日産ス)に向け、田村は「勝たないといけない試合。勝ちたい」と意気込みを語った。 チームは昨季、2季連続でプレーオフ(PO)に進出。準決勝は埼玉(旧パナソニック)に17―20で競り負け、初の決勝進出を逃した。南アフリカ代表のファフ・デクラークは足のケガでレギュラーシーズン序盤に離脱していたが、4強に食い込みチームの成長を証明。デクラークはすでに合流しており「昨季は試合に出られずがっかりだった。ケガは完治しているので、もし(メンバーに)選ばれたら準備は万端」と、力強く語った。 プロ野球では、ホームを同じくするDeNAが26年ぶりに日本一に輝いた。レギュラーシーズン3位からの“下剋上”を果たしたDeNAに「置かれている状況が似ている」と田村。日本シリーズも視聴していたといい「同じ横浜のチームとして、目標になるような成果をあげてくれた。非常に刺激を受けた」と語った。この日の出陣式には、300人以上のファンが参加。沢木監督は「シーズンが終わったら、優勝を皆さんと共有できるように。アグレッシブで、見ていて楽しいラグビーをお見せしたい」と、初Vを誓った。
報知新聞社