1000万円強の聖徳太子像に美少女神社…セーラー服の館長が不気味すぎるカオスな超B級テーマパーク「まぼろし博覧会」がスゴすぎた
ある人いわく“日本最大のB級スポット”、またある人いわく“入って5分で心が乱れる場所”――。そんな評判とともに数多のメディアやYouTuberなどに続々と紹介されているテーマパークが静岡県伊東市にある「まぼろし博覧会」だ。いったいどんな場所なのか。写真とともにリポートする。 〈画像大量〉“すっぴん”のセーラちゃん(鵜野館長)と日本中の“カオス”が集結する「まぼろし博覧会」のおぞましい展示物たち
お出迎えしてくれたのはセーラー服姿の…
約4400坪、甲子園球場のグランド面積と同等という広大な敷地を擁す2011年開園のテーマパーク「まぼろし博覧会」には、時代を超えてこの場所に集まった珍品2万点以上が雑多に展示されている。 同園は一応、「キモ可愛い」をコンセプトとしているようだが、展示物は巨大オブジェから昭和カルチャー、サブカルやアングラ、一見ゴミに見えるような物まで何でもござれ、だ。 この世のありとあらゆるカオスが共存する特異な空間を各メディアが放っておくわけもなく、地上波キー局では2015年に「お願い!ランキング」(テレビ朝日系)で取り上げられたことを皮切りに、「嵐にしやがれ」や「有吉ゼミ」(ともに日本テレビ系)でも紹介されて話題に。 「ドキュメント72時間」(NHK総合)では過去321回のうち、視聴者投票によって歴代ベスト10にも選ばれている。 東海オンエアなどYouTuberやインフルエンサーもこぞって同園を訪れ、公開された動画はその絵面の強さから軒並みヒットを連発。もはや伊東市を代表するスポットのひとつとなっている。一体どんな空間なのか。集英社オンラインも潜入を試みた! ということで、やってきたのは静岡県伊東市。ほとんど林道状態の国道135号線沿いにある同園は、入口の看板からして異様そのもの。間違っても子どもが夢見るテーマパークの類ではないことがわかる。 恐る恐る駐車場から敷地内へと足を踏み入れてみると「こんにちは~、ようこそ~!」とピンクと水色のかわいらしいウィッグをつけ、セーラー服をお召しになった人物が出迎えてくれた。 短いスカートから細く美しいおみあしをのぞかせているが、その声は見た目とは裏腹におじさんのそれだ。 実はこの人、まぼろし博覧会館長で運営会社データハウス社長、そして同館のメインキャラクターも務めるセーラちゃん、本名、鵜野義嗣(うの・よしつぐ)氏。インパクト抜群のビジュアルから、まぼろし博覧会に勝るとも劣らないほどネットでバズりまくっている御仁だ。