秋田県の猿田和三副知事が、任期満了に伴う来春の知事選挙に出馬を検討していることが分かった。 　猿田和三副知事： 「今の本県の抱える課題・現状を考えると、私もこのまま知事と一緒に退任するより、引き続き課題に取り組んでいくべきということを検討している」 猿田副知事は1日午前、報道機関の取材に対し、2025年春の知事選への出馬を検討していることを明らかにした。 猿田副知事は、秋田市出身の61歳。1988年に秋田県庁に入庁し、財政課長や産業労働部長などを歴任した。2021年から副知事を務めている。 猿田副知事は無所属での出馬を考えていて、「11月中に結論を出す」としている。 佐竹知事は「後継指名ではない」とした上で、後輩にエールを送った。 　佐竹知事： 「自分なりのしっかりした政策を考えないと、単純に私の後継ととられると刷新感がない」 これまでに知事選に正式に立候補を表明した人はいないが、自民党の鈴木健太県議と、秋田市出身で卓球Tリーグ所属チームの運営会社代表・早川周作氏が出馬を検討している。