アナ、アン、杏…… 今年はなぜか「ア音」が当たる!?
新視聴率女王? 主演ドラマが好調な「杏」
その『花子とアン』に朝ドラのヒロインをバトンタッチしたのが『ごちそうさん』の杏。4月に始まった主演ドラマ、NTVの『花咲舞がだまってない』も初回から同期民放ドラマの最高視聴率を記録。6月18日の最終回では18.5%の番組最高視聴率で有終の美を飾った。すでに続編の制作も決まっており、まさに新しい視聴率女王だ。 「杏」という名前は「意外と本名」と、ご本人が映画『赤毛のアン』の公式サイトに一文を寄せている。名前を英字で記す際、パスポートなど公式には「AN」と綴るが、ふだんは「ANNE」と書くそうだ。「Nを足して、うしろにEがつくだけで、ほんのりと華やかになる気がする」と言うから、もしアン・シャーリーと会えたなら「腹心の友」(a bosom friend)になっていたかも……と、これはアンと花子に倣って「想像の翼」を広げてみた話。
「ANA」も国際線でJAL上回る
「翼」といえば、今年4月、ANA(全日空)が国際線の事業規模で初めてJAL(日本航空)を上回った。航空業界の事業規模は運行した航空機の座席数×飛行距離の「座席キロ」で表わされるが、JALの38億座席キロに対して、羽田発の国際線を増やしたANAは41億座席キロ。1952年に2機のヘリコプターで航空事業に乗り出して以来、創業62年目にして悲願の「ナショナルフラッグ・キャリア」へと駆け上ったことになる。 ソチオリンピックのフィギュアスケート男子で金メダルに輝き、日本に大フィーバーを巻き起こした羽生結弦選手は、ANAの所属選手で、ANAが応援を続けている。 と、さまざまに元気なアナとアン。ほかにもア音ならアヤカやアンジェリーナ、アッキーにアベも話題になった。言葉とイメージの関係性を探究する「音相理論」によれば、ア列の音は「強さ、明るさ、積極性」などを連想させ、さらに「どんな音にも溶け込めるニュートラルな性格」なのだとか。商品のネーミングは最初にア音、中ほどか最後にンをつけるのが定番……などと聞くと、ゲンを担ぎたくもなる。たとえば佳境の夏競馬、ひとつアナ狙いでいきますか? それともやっぱりアンゼン策? (文責・武蔵インターナショナル)