高台にある海のキャンプ場

だんだんと暖かくなってくると、キャンプ計画を立て始める人もいるのではないでしょうか。キャンプと聞くとどうしても「山の中」を思い浮かべると思いますが、海岸でおこなう「海キャンプ」も魅力的です。今回は、海キャンプの魅力と注意点を紹介しましょう。 【写真】海キャンプの魅力を見る（全10枚）

魅力がいっぱいの海キャンプを満喫しよう

海キャンプの魅力は何といっても、景色の良さ。海に沈む夕日や昇ってくる朝日、陽の光にキラキラと輝く海面の美しさなど……。山で体感できる森林の気持ち良さとは、また一味違った魅力を持っています。 さらに、海といえば海水浴。もちろん季節によりますが、テントからそのまま海へ飛び込めるのは海キャンプならではですよね。 海でできるアクティビティが楽しみという人も多いでしょう。磯遊びや釣り、サーフィン、ダイビング、シュノーケリング、SUP、シーカヤックなど、ざっと挙げるだけでも海でできるアクティビティはたくさんあります。テントのすぐ外が遊び場になるので、ファミリーキャンプにもおすすめです。

海辺だからこその注意点も

魅力がいっぱいの海キャンプですが、海辺ならではの注意点も。一番大きな問題は「風」。海辺は遮蔽物が少ないため、急な突風が吹くこともあります。 風は日中は海側、夜間は山側から吹くことが多いので、テントやタープが飛ばされないようにしっかりと設営しましょう。テントだけでなく、ギアや小物などがふとした拍子に飛ばされることも。また焚き火をしたり、調理などでバーナーを使用したりといったケースでも風には注意が必要です。風で火があおられないよう、くれぐれも火の取り扱いには注意してください。 テントを張る時は、潮の満ち引きも考えて設営をしないといけません。潮の引いた時に海に近い場所に張ってしまうと、潮が満ちてテントが水浸しになることも。ほかにも日射病や熱中症対策のために、タープやパラソルなど日陰を作る設備を用意しておくと安心です。

山では必要のないものも海では必須

山とは異なる注意点が多々ある海キャンプ。当然持ち物にも気を配りましょう。地面が砂浜のキャンプサイトでは、電源がないことがほとんどです。そのためポータブル電源が活躍。ただし、濡れた服やタオルなどで電源を濡らさないように注意してください。 また、砂浜では通常のペグが使えません。砂浜で使用できるサンドペグが一般的ですが、緩い砂浜ではそれでも抜けてしまうことも。海でのキャンプでは、重しを使ってテントを固定するのが有効です。土のう袋を持っていき、砂浜の砂を詰めて重りにしましょう。 意外かもしれませんが、ホウキとちりとりは必需品。とにかく砂が多い海辺のキャンプでは、持ち運び用のホウキとちりとりが大活躍します。 いつもの山キャンプとはまた違った気分を味わえる「海キャンプ」。しっかりと準備をして、思う存分楽しんでくださいね。