「紅色の酒かす」新年を縁起良く 静岡浅間通り商店街の「安本酒醤油店」で好評
紅白の甘酒で新年を縁起良く―。静岡浅間通り商店街(静岡市葵区)の「安本酒醤油店」で、紅色の酒かすが人気を集めている。毎年多数の酒かすを取りそろえる同店は紅色の酒かすの取扱量を年々増やし、今季は2023年の倍に当たる40キロを用意した。紅色の甘酒を通常の白い甘酒に垂らして、「紅白」の色合いで味わう楽しみ方が好評だ。 紅色の酒かすは「英君酒造」(清水区)が醸造する「赤色酵母」を使った日本酒から生まれる。ワインのような酸味とキリッとした味わいが特徴で、白い甘酒に垂らして合わせることで、甘酒が苦手な人でも飲みやすくなるという。
華やかで写真映えする見た目にもなることから、顧客から「縁起が良い」「珍しい」との評判が広がっているという。正月だけでなく、ひな祭りに使用する顧客や、新しい楽しみ方を提案してくれる人もいる。 店頭で当面取り扱う。同店の安本久美子さんは「縁起が良いと思ってもらえるお店でありたい。新年は甘酒を飲んで体を温めて、紅白のおめでたさを楽しんでもらいたい」と話した。