「まだまだ僕は強くなれる」ブラジリアン柔術でアマチュア世界一 次の目標はプロから初勝利
寝技や関節技を駆使する格闘技ブラジリアン柔術。 山梨県甲斐市の男性が、この競技でアマチュア世界一になりました。 世界一をたぐり寄せる必殺技とは? 【写真を見る】「まだまだ僕は強くなれる」ブラジリアン柔術でアマチュア世界一 次の目標はプロから初勝利 流れるように技をかける男性。 甲斐市に住むブラジリアン柔術家、市橋虎徹さん37歳です。 ブラジリアン柔術家 市橋虎徹さん: 「ブラジリアン柔術は人生そのものです」 ブラジリアン柔術は、打撃がない寝技を中心とした格闘技で、20世紀初頭に日本の柔道家がブラジルで広め、その後、世界中に伝わりました。 市橋さんは22歳で格闘技を始めた際に、ジムでブラジリアン柔術を知り衝撃を受けます。 ブラジリアン柔術家 市橋虎徹さん: 「当時50歳くらいの方で(ブラジリアン)柔術やっていた方がいて、三角締めをかけられてその流れるような三角締めに感動して、僕は寝技(ブラジリアン柔術)を覚えたいと思った」 23歳でブラジリアン柔術を始め競技歴は14年。 今年9月、愛知県で行われたアマチュアの世界大会に初めて出場し、右足骨折のけがを抱えながら、70㎏以下黒帯の部門で県勢で初の優勝を果たしました。 ブラジリアン柔術家 市橋虎徹さん: 「恥ずかしいぐらい喜んでしまい、初めて嬉し泣きをした」 強さの源は得意技にあります。 ブラジリアン柔術家 市橋虎徹さん: 「クロスチョークというものを得意としている」 クロスチョークとは、両腕を交差させて相手の襟を掴み締め上げる技で、世界大会の全ての試合をこの技で一本勝ちし、技に異名がつきました。 ブラジリアン柔術家 市橋虎徹さん: 「ワールドチョークと名前を変えて、みんなに『ワールドチョーク』と言われるようになった」 この技を受けたアジアチャンピオンの実力者は… 技を受けたアジア王者は: 「誰がこれ(クロスチョーク)を逃げられるんだろうといつも思う」 市橋さんは今年5月、甲府市の柔術ジムの代表に就任し、高校生から50代の社会人までブラジリアン柔術の普及活動にも力を入れています。 生徒(競技歴2か月): 「頭も使うし身体全身も使うし、向上していくのが分かって面白い」
ブラジリアン柔術家 市橋虎徹さん: 「もっとブラジリアン柔術を知ってもらいたい。山梨県のブラジリアン柔術を僕が背負って広めていきたい」 山梨のブラジリアン柔術の強さ証明するため、市橋さんは今後、プロ柔術家と対戦する興行での初勝利を目指します。 ブラジリアン柔術家 市橋虎徹さん: 「山梨県ではプロ柔術(の興行)に出た選手は(自分以外に)いないので、僕が初勝利を掴みたい。まだまだ僕は強くなれると思っている」
テレビ山梨