「セブンセンシズに覚醒めろ！」言い聞かせて衣装製作

『聖闘士星矢』ポセイドンに扮する北上宗さん（X：@KitagamiShu）／画像提供：「ポセイドン」に扮する北上宗さん（Twitter：@KitagamiShu）

　コスプレイヤーの「北上宗」 さんが X（旧：Twitter） に投稿した、『聖闘士星矢』の「ポセイドン」 のコスプレ写真が、鱗衣（スケイル）の造形美もさることながら、シルエットがまるでフィギュアのような再現度です。彼にコスプレの注力したポイントや制作秘話を聞きました。 【画像】えっ、金ピカかっけぇ！　こちらがクオリティー高過ぎな『聖闘士星矢』ポセイドンのコスプレです（3枚） ――作品との出会いを教えて下さい。 『聖闘士星矢』との出会いは小学1年生の時に観たアニメでした。当時の「週刊少年ジャンプ」のバトルものにしてはスマートで、まつ毛も長く美しい作画にほれ込みました。 　数々の『聖闘士星矢』作品を通して特に好きなのは、アベル、ポセイドン、ジークフリートです。ポセイドンは作中ではジュリアン・ソロとして転生していますが、彼の欲望の強さが魅力的で、ポセイドンというよりジュリアンが好きでした。 ――ポセイドンのコスプレをしたきっかけを教えて下さい。 　とある『聖闘士星矢』のスマホゲームから「青銅聖闘士やポセイドンのコスプレをしていたら取材したい」と連絡を受けたことでした。「ポセイドン！？　昔憧れたからむしろいまからでもやりたい」と回答したところから製作スタート。 　ただし取材は1か月後という期限付きだったので、まるで作中の十二宮の火時計のような危機感を感じながら毎日ほぼ4時間睡眠で小宇宙を燃やして製作しました。 　今まで全身鎧未経験でしたし、衣装1着3～6か月でゆっくり作る自分にとっては過去最速でした。ある意味「セブンセンシズに覚醒めろ」と自分に言い聞かせ続け達成したものです。心残りはウィッグにはまるで時間を割けず、恥ずかしい仕上がりになってしまったことですね。 ――実際の撮影で苦労したことを教えて下さい。 　海皇ということで海岸に行き撮影してきました。しかしあらゆる方向からの強風で、何度となくパーツが吹っ飛んでは拾い上げに駆け寄るの繰り返し。海にパーツが落ちたら撮影終了なので焦っていました。しかし、カメラマンさんのおかげで良い写真を残すことができ私は幸せです。 ――今後の製作予定を教えて下さい。 　過去にアベルのコスプレもしたので、残すはジークフリートのみ。いつかはかなえたいと思っていますが、その前に教皇アーレスに寄り道しちゃいそうです。