【選挙対談】藤井サチ&トラウデン直美「投票したい候補者がいないときはどうする?」〈衆院選2024〉|CLASSY.
――では最後に、読者へこんなふうに政治と向き合うと楽しいよ! というメッセージをお願いします。 トラ:政治って意外とパズルとか謎解きっぽいなって思っています。「どうして今、こうなってるんだ?」って紐解いていくと、なんとなく構造が見えてくる。 サチ:分かる! 人によっては権力闘争が好きな人もいるかもしれないから、人事のパズルに注目してみても楽しいと思う。特に記者の人に多いイメージだけど、人事の予想が好きな人もいる。恩が重要視される部分もある業界だから、ドラマみたいな展開があって面白いかもしれない。 トラ:大学が政治学科だったから、政治好きな人も周りにいたけど、誰がバックアップしてるとか、派閥争いとか、面白がって見ているうちに好きになっちゃった、っていう人もいた。でも、一番変化を実感して、面白いなって思うのは、統一地方選挙かな。 サチ:私もそう! 自治体のトップになるといろんな権限が与えられる印象。世田谷区と中野区で11月1日から同性カップルの住民票の続き柄に、事実婚と同じ「夫(未届)」や「妻(未届)」と記載できるようになったり、明石市が「5つの無料化」を実現したり。自治体を見ると、結局はトップの判断なのかなって実感する。 トラ:東京都も子育て世代に手厚いよね。 サチ:国を変えたいなら、地方のトップになった方が早いのかも。地方自治体で何かを成し遂げれば、周りの自治体に与える影響も大きいし、国にも提言しやすくなると思うから。あとは、私の周りではNetflixの『新聞記者』で日本の政治の腐敗を知る人も結構いたかな。 トラ:映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』も面白かった。ドキュメンタリーを通じて政治に触れるのもいいよね。 【着用クレジット】 〈藤井さん分〉 ブラウス¥28,600(ティーチ) 〈トラウデンさん分〉 ニット¥14,000(バナナ・リパブリック)ピアス¥42,900(マリハ)スカート(私物) 【スタッフ】 〈藤井さん分〉撮影/花盛友里 ヘアメーク/笹本恭平(ilumini.) スタイリング/三好 彩 〈トラウデンさん分〉撮影/水野美隆 ヘアメーク/日高 咲(ilumini.) スタイリング/児嶋里美 取材/坂本結香 編集/永吉徳子