35.4度の猛暑日にまさか…淡路市役所で停電、エアコン2時間使えず 職員汗だく、市民への影響はなし
5日午後2時ごろ、兵庫県淡路市生穂新島の淡路市役所本庁舎1号館と情報センターが停電した。同市の気温が今年最高を記録する暑さの中、停電でエアコンを使えない状態が約2時間におよび、市職員らはうちわであおいだり、非常用電源で扇風機を動かしたりして汗だくで業務を続けた。 【図表】豊岡で37.6度、全国トップの酷暑 淡路市によると、本庁舎の電気は2号館から1号館へ送る仕組み。その間をつなぐブレーカーが何らかの影響で落ちたため、停電したという。 住民票などを交付する市民人権課は停電していない2号館にあった上、非常用発電機で一部の照明やサーバーなどの電力を確保できたため、市民への直接的な影響はなかった。 気象庁によると、この日は淡路市郡家で、今年最高の35・4度を記録した猛暑日。停電した1号館の室内温度は一時32度まで上がった。1号館では、市教育委員会や商工観光課、生活環境課などの約260人が業務しており、職員はうちわを手にパソコンに向かったり、来庁者も通る通路へ扇風機で風を送ったりしながら暑さに耐えた。 体調不良などを訴えた職員や来庁者はいなかった。(中村有沙)