4月1日に20歳の誕生日を迎えたGmail、新セキュリティルール開始
グーグルのEメールサービスであるGmailは今年のエイプリルフールで20周年を迎えた。同社はこの大きな節目を祝福するとともに、世界のGmailユーザーの利益になる新たなセキュリティ対策を開始する。 Gmailユーザーにリーチしようとするマーケターは、それらの変更に注意を払う必要がある。そうでなければ、笑いごとでは済まされない事態に陥ることになるだろう。 ■「グーグルユーザーがメールで問題を抱えているなら、我々も同じだ」セルゲイ・ブリン 2004年4月1日、グーグルはEメールサービスを開始すると発表した。当時、それはジョークと思われたかもしれない。プレスリリースには、オンライン活動の第1位は検索ではなくメールであり、グーグルはユーザーの声に応えて、検索ベースのウェブメールサービスを開発していたという。それから20年、今やGmailは推定12億人のユーザーを抱える誰もが認めるメールの王者となっている。 当時のプレスリリースには、グーグルの共同創始者であるセルゲイ・ブリンによる「グーグルユーザーがメールで問題を抱えているなら、我々も同じだ」という一文が引用されていた。 2024年、おそらくグーグルユーザーがメールに関して抱えている最大の問題は、希望しない受信メールの数だろう。それがとっくに忘れていたメーリングリストや購読していたニュースレターからのマーケティングメッセージでも、純粋なスパムや詐欺か窃盗目的の悪意あるコンテンツで満たされたメールであっても同じだ。グーグルがこの問題に対処するのは当然のことのように思える。そこで、個人のGmailアカウントへの大量メール送信者に対する新しいセキュリテルールが制定されたのだ。 ■大量送信者向けのGmailの新セキュリティルールが4月1日にスタート グーグルは大量送信者を「個人のGmailアカウントに24時間以内に5000件近くあるいはそれ以上のメールを送信するユーザー」と定義している。メールマーケティングを行なう者はこの定義に細心の注意を払う必要がある。