中村アン、ラブコメが一番難しい「青島くんのような人を気になっちゃう気持ちも分かる」<青島くんはいじわる>
Snow Man・渡辺翔太と中村アンがW主演を務めるオシドラサタデー「青島くんはいじわる」(毎週土曜夜11:00-11:30、テレビ朝日系)が、9月14日(土)の放送で最終回を迎える。 【写真】横顔が美しい…笑顔の中村アン 同作は、2020年「めちゃコミック」年間ランキング1位、累計閲覧数1.3億回突破(2024年6月時点/無料DL数を含むめちゃコミックサービス内での累計DL数)の、吉井ユウによる同名コミックを原作にした、ありそうでなかった王道ラブコメディー。ツンデレ絶食系男子・青島瑞樹と年上干物系女子・葛木雪乃の小さなうそから始まる“年の差協定恋愛”を描く。 このたび、WEBザテレビジョンでは雪乃を演じる中村にインタビューを実施。作品の魅力や恋愛観、女優としての今後を語ってもらった。 ■雪乃は「無理がなく、共感できるポイントがいろいろあった」 ーー改めて、最初に「青島くんはいじわる」というタイトルを聞いてどう感じましたか? 実は私、「青島くんはいじわる」を初めて知ったのは2年前くらいだったんです。キャッチーで「どんなお話なんだろう?」と気になるタイトルだったので、どんないじわるが繰り広げられるのだろうと感じました(笑)。 ーー中村さんが雪乃と同じ年くらいのときに作品と出会われていたんですね。 そうですね。同じくらいで無理がなく、共感できるポイントがいろいろありました。 ーー中村さんが感じる、雪乃の魅力はどんなところでしょうか? 決して現状にネガティブなわけではなく、楽しく生きている。ただこれからどうしようと不安な部分もあって、ライフプランセミナーに行ったりもして(笑)。好きな人に出会って、1人よりは2人でいた方が楽しいというのは理解しつつ、多くは期待していないという面が、「分かる分かる!」と感じるポイントでした。 ■恋愛における年の差は「気にならなくなりました」 ーー作中では9歳差の恋愛が描かれていますが、年の差は気になるタイプですか? 気にならなくなりましたね。20代半ばの頃は、年上の人がいいなと自然と思っていましたが、今の年齢になって年下の人とのコミュニケーションも増えますし、そこは向こうさえ良ければあまり気にならなくなりました。 ーー雪乃はここまで青島に振り回される役どころですが、中村さんは“振り回したい”“振り回されたい”ならどちらですか? 「振り回したい!」はあまり無いですね。振り回せないから、振り回されるのも悪くないのか…?と思います。安心安全な人より、青島くんのような、いじわるをしてくるなんだか読めない人がいると気になっちゃう気持ちも分かるなと。 ーーこれまでの8話、スピード感がある形でストーリーが展開されてきましたが、演じていていかがでしたか? そうですね。30分というのもあってストーリーがテンポよく進んだと思います。現実世界ではどれくらいのスピードがベストなのかは分かりませんが、見ている方が楽しんでもらえる展開ではないかなと思っています。 ■最終回を前に「楽しい気持ちで最後まで2人を見守ってほしい」 ーー4月期ではクールな刑事役を、7月期では女性の共感を得るようなかわいらしい役を演じていますが、今後こんなキャラクターに挑戦してみたいという気持ちはありますか? 「これだ!」という欲はあまり無いんですよね。 この間のようなクールな役ももちろん好きですし、役の難しさがそれぞれあって。ただ、ラブコメは個人的には一番難しいと思っているんです。なので、今回のチャレンジを経て得られるものがあると感じています。今後も、イメージにあるものから無いものまで、いろいろ挑戦していきたいです。 ーーラブコメの難しさはどんなところでしょうか? 喜怒哀楽を分かりやすく表現しないとなかなか伝わらないので、その度合いとかですね。どれくらい出したらいいのかはもちろん、一辺倒にならないように変化が必要ですし、些細な表現が求められるところが難しいなと思います。 ーー最後に、今作の魅力、見てほしいポイントを教えてください。 原作ファンの方から、今回新たに「青島くんはいじわる」を知る方まで楽しんでいただけるような、リアルさを表現できたら…と思いながら演じてきました。ラブコメなので、楽しい気持ちで最後まで2人を見守ってほしいなと思います。 ■「青島くんはいじわる」最終回あらすじ ようやくラクな綿パンを脱ぎ捨て、9歳年下の青島(渡辺翔太)と付き合い始めた雪乃(中村アン)。 幸せな日々をスタートさせた2人だが、青島が「俺、結婚とか全然考えてないんで」と、無邪気に爆弾発言。35歳という年齢もあり、プレッシャーをかける重たい女になりたくない、でも付き合ってその先に何もなかったら…と、想像以上のダメージを受けた雪乃だが、青島が本気で自分と向き合ってくれていることを知り、“2人で一緒にいられたら、それだけで幸せ”という結論に達する。 そんな中、青島の実の母で実業家の久美(木村多江)が現れる。青島に自分の会社を継がせたい久美は、雪乃の家を訪れ、「瑞樹と別れてほしい」と切り出す。さらに、結婚を考えていない青島と一緒にいる覚悟があるのかという久美の言葉に、雪乃は何も言い返せない。 楽しかったデートの帰り道、青島が突然「僕、雪乃さんと会えなくなります」と突然別れを切り出す。